お葬式においての立場、シーン別のお悔やみの言葉やマナーを解説します。

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お葬式の挨拶文例

お通夜・葬儀・告別式において、弔問・参列する側も遺族側も挨拶をしなければなりません。
忌み言葉に気をつけて弔問・参列する側は多くは語らず手短に平凡なものを、遺族も悲しみの中にあっても弔問・参列者へのお礼の言葉を述べます。
ここでは遺族側、弔問・参列する側それぞれの挨拶の文例を紹介します。

弔問の挨拶

通夜の会場の受付での挨拶

まず受付で挨拶しますが、後ろに並んでいる人もいるので手短に。一礼してから…

  • ・この度は誠にご愁傷さまでございます。
  • ・このたびは突然のことでお悔やみ申し上げます。

通夜の会場での遺族への挨拶

開式前は遺族もあわただしい時間を過ごしています。お付き合いの程度にもよりますが
挨拶はできるだけ手短にしましょう。

  • ・この度は、誠にご愁傷さまでございます。心からお悔やみ申し上げます。
  • ・思いがけぬご不幸、心からお悔やみ申し上げます。
  • ・このたびは大変お気の毒でございました。お慰めする言葉もみつかりませんがどうぞお気持ちをしっかりお持ちになってください。
  • ・ご焼香をあげさせていただきたく伺いました。

※キリスト教の場合、人の死は終わりでなく神の元に召されることと考えるので、「この度は誠にご愁傷さまでございます」ではなく「安らかなお眠りをお祈り申し上げます」という言い方が一般的。

葬儀・告別式

基本的に喪主や遺族に直接お悔やみの言葉はかけません。目があっても黙礼程度にしましょう。

遺族の挨拶

通夜の会場でのお礼の挨拶・通夜ぶるまいでの挨拶

要点はお集まりいただいたことに対するお礼を述べることと、故人のことにふれ、通夜ぶるまいの案内、葬儀・告別式の日程を知らせます。最後は今後の支援を依頼して改めてお礼を述べます。

  • ・皆様、本日はご多忙にもかかわらず、亡き父の通夜におこし頂きまして誠にありがとうございました。故人もさぞかし喜んでいることと存じます。遺族を代表しまして心よりお礼を申し上げます。つきましてはささやかではございますが別室の方にお席を用意いましたので、お時間のご都合がよろしければぜひ箸をつけて下さいますよう案内申し上げます。なお、明日の葬儀は○○時より○○にて執り行う予定でございます。どうか、今後ともご支援のほどよろしくお願い申し上げます。本日は誠にありがとうございました。

  • ・本日はお忙しい中をお集り頂きまして、誠に有難うございました。皆様から温かいお言葉を頂戴し、母も私度も家族も、感謝の念に耐えません。父もさぞ喜んでいることでしょう。 また、故人存命中のご厚情に対しまして、厚く御礼申し上げます。ささやかではございますが、お食事を用意いたしましたので、故人の供養のためにも召し上がっていただきたいと存じます。なお、葬儀・告別式は、明日の○時より執り行います。何卒よろしくお願い申し上げます。本日は誠にありがとうございました。

※キリスト教では通夜ぶるまいは行われません。

告別式後の挨拶

要点はお集まりいただいたことに対するお礼を述べることと、故人のことにふれ、最後は今後の支援を依頼して改めてお礼を述べます。

  • ・遺族を代表いたしまして、皆様にひとことご挨拶を申し上げます。本日はご多忙中にもかかわらず、故人のためにご会葬、ご焼香を賜りまして誠にありがとうございました。生前中は皆様より格別なご厚情、ご愛顧を頂きまして誠にありがとうございました。さぞかし故人も皆様のご厚情に感謝いたしていることと存じます。私ども遺族一同にも故人同様のご厚情、ご愛顧を賜りますようお願い申し上げ、簡単ではございますが御礼のご挨拶と致します。ありがとうございました。

  • ・遺族を代表いたしまして、皆さまにひとことご挨拶を申し上げます。本日は、ご多用にもかかわらず、ご会葬・ご焼香を賜り誠にありがとうございました。生前中はひとかたならぬご厚誼にあずかり、今ここに最後のお見送りまでいただきまして、故人もさぞかし皆さまのご厚情を感謝いたしているここと存じます。本日は会社の皆さま、ご友人の皆さま、ご近所の皆さま、お忙しい中ご会葬をいただきましたこと故人と共にお礼申し上げます。
  •                
  • ・遺族を代表いたしまして、皆さまにひとことご挨拶を申し上げます。本日は、ご多用にもかかわらず、ご会葬・ご焼香を賜り誠にありがとうございました。お陰をもちまして葬儀・告別式も滞りなくすみ、これより出棺の運びとなりました。これからは家族が力を合わせて頑張って生きたいと思いますので、今後とも○○同様、ご指導、ご鞭撻賜りますようお願いいたしましてご挨拶に代えさせていただきます。
ペン忌みことば(いみことば)
忌み言葉とは、その場にふさわしくない言葉で不幸が続くさまを連想させる言葉のことです。
かさねがさね、たびたび、死ぬ、浮かばれぬ、数字の四や九など宗教によっても違いがありますが、弔事においては死を直接的に表現する言葉は使用しないように気をつけましょう。
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