お葬式での喪主の仕事と流れを解説します。

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お役立ち情報 -喪主をされる方-

目次

喪主とは

菊の花

喪主とは遺族の代表であり、お葬式の主催者でもあります。

法律では特に定められていませんが喪主は故人の配偶者、配偶者が高齢であったり既に他界している場合はその子供など、基本的には男女問わず故人と一番近い血縁者が務めます。

故人から生前指定されている方がいる場合はその方が務めます。
通夜の前までには決めましょう。

喪主の仕事の流れ

①信仰している宗教の宗教者に連絡する

臨終後、仏教であれば菩提寺の僧侶に連絡して葬儀の依頼をします。菩提寺がない場合は葬儀社に相談すると紹介してもらえます。

②葬儀社との打ち合わせ

通夜、葬儀・告別式の日程、内容などを決めます。

③親戚や関係者に連絡をする

通夜、葬儀・告別式の日程が決定したら親戚、友人・知人、勤務先、近隣にお知らせします。

④死亡届の提出

通夜前には死亡届に必要事項を記入し役所に提出します。役所からは火葬許可証をもらいます。

⑤弔問客や会葬者、宗教者への対応

喪主の一番の役割は弔問のお悔やみを受けることです。受付の出迎えや弔問客の対応は世話役に任せ、雑用などはしないよう故人の傍に付き添ったまま弔問を受けます。また、宗教者のお迎えやお見送りなども行います。

⑥通夜、葬儀・告別式での挨拶

出棺前の挨拶、世話役やお手伝いいただいた方への挨拶もします。

⑦事務の引き継ぎや支払い

受付から芳名帳や香典などを引き継ぎます。また宗教者へのお礼も支払いましょう。仏教ではお布施、神道では御祭祀料、キリスト教では献金と記します。葬儀社への支払いも明細をきちんと確かめてから支払いましょう。

⑧香典返しの手配

仏教では亡くなってから49日目頃に香典のお返しとして、いただいた香典の1/2~1/3くらいの金額の品物を送ります。神道では玉串料のお返しとして五十日祭頃、キリスト教でもお花代のお礼として1ヵ月後に送ります。

⑨各種手続き

お葬式の後もやらなければならない手続きがたくさんあります。いずれも期限に気を付けてすばやく片付けましょう。

⑩法要

仏教であれば初七日や四十九日、神道であれば翌日祭や十日祭、五十日祭などをとり行います。キリスト教では法要ではなく故人を偲ぶ追悼ミサや記念祭を行います。カトリックでは亡くなった日から3日目、7日目、30日目に、プロテスタントの場合は7日目か10日目か1ヵ月後に行います。

これだけあると大変なことと思いますが、実際には葬儀社が仕切ってくれますので安心です。基本的には弔問を受けることや挨拶が喪主の大きな務めとなります。

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お葬式の流れと手順

お葬式は突然の悲しい出来事ですが、ご遺族がやらなければならいことが沢山あります。気が動転してしまい何から手をつければよいか分からなくなることがありますので、事前に流れを把握しお葬式に備える必要があります。
このページでは仏式のお葬式の流れと手順をご説明いたします。(地域や宗派によって若干異なります)

ご臨終からお通夜までの流れ

①臨終

医師から臨終が宣告され、死亡診断書(事故・災害・不審死・突然死の場合は死体検案書)の交付を受けます。
病院などでご逝去の場合、葬儀社に連絡をして遺体搬送を依頼します。互助会に入っていて葬儀社が決まっていればその葬儀社へ連絡します。どこに頼んだらよいかわからない場合は病院でも紹介してくれます。
ご自宅でご逝去された場合は、医師の死亡宣告を受けた後葬儀社に連絡します。

②遺体搬送

病院などでご逝去された場合、ご自宅や葬儀場までの搬送が必要になります。専用の遺体搬送車(寝台車)にてご遺体を搬送します。病院によっては指定業者が決まっている場合がありますが、高額の搬送料を請求される恐れもあります。
止むを得ず病院手配の搬送車を利用する場合は遺体を搬送してもらうだけにしておき、搬送後冷静に葬儀社を探すようにするのがよいでしょう。

③寺院への依頼

亡くなられてから最初に僧侶に読んで頂く経を「枕経・マクラギョウ」といいます。枕経の際は平服で構いません。また、この時点では僧侶に対しての御礼は必要ない場合がほとんどです。

生前に戒名をもらっていない場合は、この時点で戒名の相談やお葬式の規模の相談になると思います。よく分からない時は遠慮せず、きちんと確認しながらお話を進めましょう。

菩提寺が無い場合、あっても遠方で僧侶に来ていただけない場合、よくわからない場合は葬儀社に相談するとお寺を紹介してもらえます。

④葬儀の打ち合わせ

葬儀内容や規模、お料理・返礼品などの相談をします。この時点である程度の数量を盛り込んでいかないと正確な見積もりが出せませんので、ご親戚の人数や参列の予想人数を可能な限り割り出しておく事が大切です。

お葬式は一生のうちでそう何度もあるものではありませんし、お葬式に関する知識を持っている人も少ないでしょう。時間的にも精神的にも余裕がないので、何でも葬儀社任せになりがちですが、後悔しない葬儀を行う為にはしっかりとした交渉が必要です。

疑問に思うことやわからないことは遠慮なく聞きましょう。打ち合わせはなるべく喪主様だけでなく他の人にも同席してもらうと良いと思います。

⑤訃報連絡

葬儀社との打ち合わせが終わりお葬式の日取りなどが決定したら、親族やご近所、会社関係など必要な関係各位に連絡をします。
※2や3の後で訃報連絡をする場合もありますが、お葬式の時間や内容等が決定していないと2度手間になってしまう場合もあります。

⑥親族、お手伝いの皆様との打ち合わせ

喪主は、通夜や告別式の際は参列者への応対に追われます。お葬式を円滑に行うためにも受付、供花・供物を取りまとめて頂く世話役などの役割分担をされるとよいでしょう。また地域によってはご近所の皆様にお手伝いいただく制度もあるので、早目にご連絡をされると良いでしょう。

⑦納棺(湯灌)

現世の汚れを洗い清めるという意味でご遺体を沐浴させます。その後死装束や故人の好んでいた服などを着せてお棺に納めます。故人が愛用していた品を副葬品として納める場合、可燃物である事とあまり多量にならないようご注意ください。

⑧葬儀場への安置

通夜前に遺体搬送車(寝台車)にて葬儀会場まで搬送します。ご自宅出棺の場合、土地柄、ご近所の方がお見送りをされる場合もあります。
ここで特別なご挨拶は必要ありませんが、出発前に喪主が故人に変わり一言お礼を述べるとよいでしょう。
葬儀場に到着したら供花・供物の確認をします。お名前の確認や並べる順番などを地域の慣習とお付き合いの度合い等を考慮して決定していきます。

通夜から葬儀、初七日法要までの流れ

①通夜

通夜は夜伽(ヨトギ)とも言われ、故人のかたわらで線香の火を絶やさないよう夜通し見守ります。故人と過ごす最後の夜となりますので、ゆっくりとお別れをする大切な時間となります。
一般的な通夜の流れ…
 親族・参列者着座 → 導師入場 → 開式 → 読経 → 焼香 → 導師退室 → お別れ~通夜振る舞い

②お葬式前の最終確認

精進上げのお料理の数、火葬場へご同行される人数、マイクロバス・タクシーの手配など最終確認をします。お葬式の当日には焼香順位の確認や弔電の読み上げ順・弔辞披露者の確認もします。

③通夜・葬儀・告別式

通夜・葬儀とは故人をこの世からあの世へと送り出す宗教的儀式であり、告別式は会葬者が遺族にお悔やみと慰めの言葉をかけ、故人とお別れをする儀式です。 一般的な葬儀は、各宗教・宗派の式次により進行します。
通夜・告別式の進行例…
 親族・参列者着座 → 導師入場 → 開式 → 読経 → 弔辞・弔電 → 焼香 → 導師退室 → 閉式
 → お別れ・出棺

④火葬(荼毘)

火葬場にはご遺族や故人と特に親しかった友人が同行します。
収骨(骨上げ)は二人一組になって一片のお骨を竹の箸ではさんで拾い、骨壷へ納めていきます。

足元から順に上体に向かって拾い、最後に喉仏(のどぼとけ)を拾って骨壺へ納めます。お骨を収めるのに箸を用いますが、この箸と三途の川の橋とかけ、故人を無事にあの世(三途の川の向こう側)に渡してあげようという想いから来ていると言われます。
※地域により風習が異なる場合があります。

⑤初七日法要

初七日は、ご逝去日から数えて7日目に行う法要です。しかし、現在では再度親戚の皆様が集まるのが困難との理由から、お葬式後に済ませてしまう事が多くなってきました。火葬場から戻った後、遺骨を後飾りに安置して、還骨供養と共に初七日法要を行います。
神道の場合は、仏教の還骨供養・初七日にあたる法要を「帰家祭」「十日祭」と言います。

⑥精進落し

喪家が葬儀でお世話になった方々を精進落しの料理とお酒などでもてなします。かつては魚や肉を食べずに精進した中陰(四十九日まで)の期間に区切りをつけ、日常生活に戻る事から「精進落し」と言われ、魚や肉などが出されました。
地域により、精進上げ・お清め・お斎・直会・仕上げなどと呼ぶ所もあります。

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お葬式後に行うこと・手続き

各種届出の書類

お葬式後には、悲しみの中にあってもやらなければならない手続きや届け出がたくさんあります。

お葬式後の各種手続きや届出には自分から申し出をしない限り誰も教えてくれないものもあり、手続きの内容を知っておくことはとても重要なことです。
いずれも期限に気をつけてすばやく片づけていきましょう。

喪主や遺族がお葬式の後に行うべきこと

①挨拶回り

都市部では簡略化されつつありますが、地方ではまだまだ大切です。御近所、お世話になった方々にお礼を述べます。葬儀関係者へは葬儀の翌日、または翌々日までに、その他は初七日までに行います。挨拶先は僧侶・神父などの宗教者、葬儀の世話役、ご近所、故人のお勤め先などです。しかし、最近では挨拶回りが簡略化されつつあり、葬儀当日に済ませてしまうことが多いようです。

②故人の諸整理

四十九日が過ぎたら遺品の整理をします。「保存するもの」「捨てるもの」「人にあげるもの」の3つに分類しましょう。
貴重品や実印、通帳、株式、借用書などは必ず保存します。故人が愛用していたもの、大切なものを故人と親しい友人や知人に贈るのが「形見分け」です。形見の品を通して故人を忘れることなく、大切使うことは故人の供養にもなります。

形見分けの時期に決まりはありませんが仏式では四十九日の後の忌明けに行うのが一般的です。神式の場合には五十日祭または三十日祭が終わった後に行います。キリスト教には形見分けという習慣はありませんが、行う場合は一ヶ月命日に行う召天記念日にします。

③香典返し

一般的にはお葬式の当日に受付で、または四十九日後に挨拶状を添えて香典返しをします。香典返しは一般的に「半返し」と言われ、香典のほぼ半額の品を贈るのが一般的です。
品物としては、「形に残らないもの」が一般的で、タオル、お茶、お菓子、洗剤などが多いようです。
仏教の香典返しののしの表書きは「志」と書き、水引は黒白または黄白です。
神道では即日返しでない場合は五十日祭の後に贈り、表書きは「偲草」か「偲び草」で水引きは銀色か白色を使います。

キリスト教の場合は本来このようはしきたりがありませんが死後一ヶ月目の命日に贈り物をすることがあります。表書きは「召天記念」などで水引きは基本的にはありません。
なお、地域、習慣、親戚間の慣わしなどで色は様々です。

④各種届け出

葬儀が終わった後も、各種名義変更の他、たくさんの手続きをしなければなりません。 大きく分けて名義変更などの届け出の手続き、返却・解約の手続き、費用や相続に関する手続きがあります。
※故人が何に加入していたかによって必要な手続きは異なります。

名義変更の手続き

故人が世帯主であった場合、できるだけ早く世帯主変更届けを提出します。葬儀後に行う名義変更で期限があるのは世帯主の変更だけで、死後14日以内に手続きしなければなりません。その他の名義変更に期限はありませんが、公共料金などの名義変更の手続きもとります。

返却・解約の手続き

故人が加入していた会や制度からの退会や解約の手続きが必要です。これらは公的なものと民間のものがあり、公的なものは健康保険証や介護保険被保険者証、運転免許証、パスポート、印鑑登録証などです。民間のものには、社員証やクレジットカード、インターネットのプロバイダーなどがあります。

費用や相続に関する手続き

かかった医療費が払い戻される高額医療費や国民健康保険から葬祭費をもらう手続き、健康保険から埋葬料をもらう手続きなど、本人が何に加入していたかによって様々な手続きがあります。

預貯金の凍結に対する手続き

故人名義の預貯金は、亡くなった時点から法的には故人の遺産となります。
その為、各金融機関は故人の遺産を守るため、口座の名義人の死亡を知るとすぐに口座の凍結を行います。これは、一部の相続人が勝手に預貯金を引き出して他の相続人の権利が侵害されるのを防ぐためです。

死亡情報は新聞の死亡広告や家族からの申告で、銀行としては定かな情報でない限り凍結処理はしません。たくさんのお客様と取引しているので、銀行側が死亡の事実がわかって凍結するのはごく一部の方と思われます。

法的に遺産になるということは相続財産になってしまうので、凍結は遺産保全のための措置で遺産分割が確定するまで続きます。当然口座が凍結するということは預貯金の引き出しや引き落としなどができなくなります。

では凍結を解除するためにはどうすればよいのでしょうか。除籍謄本、相続人全員の印鑑証明、遺産分割協議書を添えて金融機関で手続きをします。つまり遺産相続が確定するまでに通常死後数ヶ月要します。

葬儀費用に困ってどうしても凍結された預貯金を引き出したい場合は、金融機関に相談すると引き出しに応じてくれる場合もあります。この場合、相続人全員の印鑑登録証明書や保証人を求められることがあります。
※各金融機関で異なりますのでご確認下さい。

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生前からの準備

家族会議

上記では臨終~お葬式後の喪主と遺族の仕事をまとめましたが、生前から準備をしておくにこした事はありません。
生きているのにお葬式のことを決めるなんて縁起でもない!なんて思う人もいるでしょう。でも死はある日突然訪れるものです。喪主の仕事はたくさんありますし、いざという時に慌てないようどんな形式にするのか、予算は、場所は、遺影写真は、など家族で話し合っておくことはとても大事なことです。
家族で話し合って準備しておきたいことを考えてみましょう。

お葬式の形式を決めよう

現在では、火葬式、家族葬、一日葬、一般葬、自宅葬、自由葬、社葬・大型葬、ホテル葬・お別れ会の中から決めるのが一般的です。どの形式が一番良いのか、故人の事だけを考えるのではなく、家族、親族、地域の事情など考慮した上で、最終的には故人のため、家族のためにはどの様な形のお葬式が一番良いのかを考えることが重要です。

お葬式の予算はどのくらい?

お葬式には3つの費用がかかるといわれています。

①お葬式そのものにかかる費用

祭壇・棺や霊柩車・斎場使用料など、お葬式を行う際に必要な基本的費用

②宗教者へのお礼、お布施

お布施や戒名料など、僧侶に依頼する事項にかかる費用。その他、車で来た場合は「お車代」、僧侶が通夜ぶるまいを辞退した時には「お膳料」を別途渡します。

③飲食費用

通夜の後に通夜ぶるまいといって弔問客に食事をお出しします。地域によってはお茶だけを出すところやお菓子の持ち帰りなどがあります。弔問客の人数によって増減します。


以上を踏まえて大体の予算を決めておきましょう。

お葬式を行う場所

一昔前までは自宅でお葬式をあげることが一般的だったものが、今では自宅でのお葬式は珍しくなり、葬儀場や葬儀会館であげること方が一般的になっています。あらかじめ式場の特徴を知っておき、もしものときにまず、どこに搬送するのかを決めておく必要があるのです。

①公営式場

●メリット
一般葬儀場と比較して断然使用料が安いし、メンテナンスもしっかりしています。大半が火葬場に併設しており、移動がないからハイヤーやマイクロバスの車両費が不要となります。ご遺体のお預かりができる安置室完備のところが多い。

▲デメリット
費用負担が少なく人気があるため数日待つこともあります。また、3日間の使用はできないなど時間の制限があります。

②民営斎場

●メリット
葬儀、あるいは法事を執り行うために作られた施設なので、機能的には最も充実しています。葬儀を行う場所だけでなく、宿泊の施設や会食の施設、宗教者の控室なども用意されていることが多く、建物のデザインに趣向を凝らしたものもあります。

▲デメリット
式場利用の料金が高く、葬儀社の選択肢がありません。また、供物などの持ち込みが不可の場合が多い。

③寺院

●メリット
斎場の少ない地域にも対応しており、普段から意思疎通があるご僧侶であれば何かと相談ができる。

▲デメリット
宗教や宗派が限定されている場合があり、葬儀社が指定されている場合が多い。また、読経をお願いしなければならないことがある。

④地域の自治体会館や集会所

●メリット
比較的いつでも使え、町会費さえ払っていれば優先的に利用できます。民間式場よりかなり安い使用料となっていますし、自宅からも近いのでご近隣の方が参列しやすい。

▲デメリット
自治会が運営しているので、深夜の搬入は無理です。

⑤葬儀社の自社斎場

●メリット
民間斎場と同様のメリットに加えて利用時間の融通が利き、ご遺体の安置だけの対応も可。

▲デメリット
利用葬儀社が限定される。

⑥自宅

●メリット
故人の思い出の場所であり、自宅なら昼夜を問わず病院から搬送できます。式場の料金も不要となりますし、近隣の方が弔問しやすくなります。

▲デメリット
自宅を葬儀の場に作り替えなければならず、葬儀後の片づけも大変です。駐車スペースや部屋の広さや数も必要となってきます。式場内に全員が入ることが出来ないので、屋外にテント設備などが必要となることも。

訃報の連絡先

いざという時にどこに連絡をしたらよいのかわからないというのは困りますよね。生前に緊急時の連絡先リストを作っておくのは気が引けるかもしれませんが大事なことです。本人がエンディングノートに書いておくということもお勧めします。

遺影写真の選び方

お葬式で一番慌てることは何だと思いますか?意外かもしれませんが遺影写真なのです。大概の人は亡くなってから遺族がバタバタと探すことが多いようです。縁起でもないと言わずに事前に写真くらいは決めておいた方が忙しいお葬式の準備の際に少しだけ余裕ができます。

写真選びのポイント

・できるだけ大きく写っているもの
・絹目ではなくツルツルの光沢のある写真
・ピントがあっているもの
・200万画素以上
・本人やご家族が気に入っているお写真が一番ですが、微笑んでいるお顔、笑顔のお写真が
 よいのではないかと思います。

事前にお葬式の準備をすることは不謹慎なことではありません。一度きりのお葬式を納得のいく形にするために、それぞれの意思を伝え、家族で話し合うことをお勧めします。どのようなお葬式を行うのかこの段階でおおよそのイメージをしておくことが大切です。

知っておきたい予備知識

家族で看取る

人はいつどこで亡くなるかわかりません。

病院なのか自宅なのか、事故や災害などで突然亡くなるのか遠く離れた所や海外で亡くなるのか…。

危篤の知らせや喪主になった時に慌てない為にも、手続きや対処法など事前に知っておいた方がよいでしょう。

病院で亡くなった場合

医師が死亡を判定し、臨終を迎えたら看護師が遺体の処理をしてくれます。その間に搬送車の手配を行います。従って、ご遺体をどこに搬送するのか決めておく必要があります。

事前に葬儀社が決まっていれば連絡し、遺体搬送の段階からお願いするのが安心です。
葬儀社が決まっていない場合、搬送車の手配は病院でもやってくれますが、病院に入っている業者からは非常に高い葬儀を売り込まれる可能性があります。

突然亡くなった場合は仕方がないですが、病院でお亡くなりの場合、医師の告知等で時間に余裕があれば事前に葬儀社を決めておき、搬送車を手配してもらうのが賢明です。やむを得ず病院手配の搬送車を利用する場合は遺体を搬送してもらうだけにしておき、搬送後冷静に葬儀社を探すようにするのがよいと思います。

自宅で亡くなった場合

自宅で亡くなった場合はかかりつけの医師を呼び、死亡確認を行った上で死亡診断書を書いてもらいます。その後、葬儀社の手配を行います。

しかし、かかりつけの医師がおらず、突然亡くなった場合はまず救急車を呼んで救急隊員が死亡を確認してから警察を呼びます。または救急車で病院へ運び、病院で死亡確認後、警察を呼びます。いずれもこういったケースは検案と言い、警察で遺体の解剖を行い死因を究明します。特に不信な点が無ければ遺体を引き取る時間を連絡してくれますので、葬儀社へ連絡を取り、警察に引き取りを行ってもらいます。

検案書が死亡診断書の代わりですから、警察署で検案書を書いてもらったらその書類を持ち帰ります。検案の場合は遺体引き取りまで時間がありますので、その間に葬儀社を探し、手配を行った方が良いでしょう。

変死(事故災害死、自殺死、他殺死、突然死など)で亡くなった場合

遺体を現場から所轄の警察署へ運び、鑑識など警察官の検視を受けることになります。事件性が薄ければそのまま検案書を書いてもらえます。遺体の第一発見者は警察から事情聴取されることになります。

伝染病で亡くなった場合

法廷伝染病で死亡した場合、病院の霊安室に安置し、火葬許可証を得てすぐに火葬されます。伝染を避けるため遺体を自宅や葬儀場には運べません。

遠方で亡くなった場合

旅行中など遠方で死亡した場合は遺体を搬送するか現地で密葬にします。搬送には費用がかかるので現地で死亡届を提出し、火葬許可証を交付してもらい、火葬を行ってから遺骨を持ち帰ることが多いです。その後改めて葬儀をとりおこなうことが多いようです。死亡届は本籍地にも再提出します。

海外で亡くなった場合

国により手続きが違うので、それぞれの国の大使館に連絡をして対応を確認しましょう。現地で火葬して遺骨を持ち帰るのならば費用はそれほどかかりません。遺体を日本に運ぶ場合は、現地の葬儀社に遺体防腐処理を施してもらい棺を用意します。その際以下の書類が必要になります。

  • 現地医師による死亡診断書(死体検案書)
  • 日本大使館か日本領事館が出す「埋葬許可証」と「遺体証明書」
  • 防腐処理を行った場合は現地の葬儀社による「防腐処理証明書」
  • 現地で火葬を行った場合には「死亡診断書」と「火葬証明書」

これらの書類を航空会社か旅行代理店に提出して、航空荷物運送状を発行してもらい、帰国後3ヶ月以内に死亡届を提出します。

臓器提供をする場合

故人が臓器提供希望者の場合、臓器提供意思表示カードを持っています。脳死での臓器提供は本人の意思だけでなく、家族の同意を必要ですが、なるべく本人の意思を尊重しましょう。また、検体も本人の意思プラス家族の同意が必要です。検体は死後48時間以内を目安に大学などに運ばれます。遺体が遺族に返されるのは1~3年後です。

遺体が戻らない場合

山や海での遭難で死亡が確認されても遺体が見つからない場合があります。その時は身内で仮葬儀を行い、遺体が戻ってから本葬儀を行います。ちなみに遺体が発見されない場合は死亡届が出ないので、3年経過していないと死亡が認定されません。

死産および出産後すぐに亡くなった場合

妊娠満12週以降の死胎児の場合は、医師または助産婦に「死産証書」を作成してもらい、死産届を出さなければなりません。人工妊娠中絶の場合も妊娠12週以上であれば手続きが必要です。
出産後、すぐに死亡してしまったときは、いったん出生届を出してから死亡届を提出します。
※妊娠12週未満での死産のときは、提出する必要はありません。

危篤の連絡を受けたら

電話機

つながりの深い人に連絡をしましょう。本人がエンディングノートに看取ってほしい人を指定していればその人への連絡を最優先します。事前の準備の段階で危篤・死亡時に知らせる人を決めておくと慌てずに済みます。
死期の予測がつく時には緊急連絡が必要な人のリストをあらかじめ作っておきます。連絡は電話が相手と直接話せるので確実に伝えることができます。電話は要点だけをはっきりと伝えます。伝える内容は

  • 親族には自分の名前を言い、友人に知らせるときは病人との関係を名乗る
  • 病人が今いる場所を伝え、できれば病人との対面を希望する旨を伝える
  • 自分の連絡先を伝える

故人がキリスト教の信者の場合、危篤と臨終の際にする儀式があります。カトリックなら神父を、プロテスタントなら牧師を呼びましょう。

カトリック

「塗油の秘蹟」と「聖体拝領」を行います。「塗油の秘蹟」は神父が信者の告白を聞いて罪の許しを神に祈り、病人の額と両手に聖油をぬります。「聖体拝領」はパンとブドウ酒を与えるものです。

プロテスタント

意識があるうちに牧師を呼んで「聖餐式」を行います。これは信者が安らかに天に召されるように祈るもので、病人にパンとブドウ酒を与え、聖書の一節を読みます。臨終を迎えたら遺体の上に聖書を置きます。

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